【7月6日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2015)第7戦、ラリー・ポーランド(LOTOS 72nd Rally Poland)は5日、最終日が行われ、フォルクスワーゲン(Volkswagen)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)がシーズン5勝目を挙げて、総合首位の座を堅持している。

 31歳のオジェは、3日午後に始まったラリー・ポーランドを制し、同じくフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン(Andreas Mikkelsen、ノルウェー)に11.9秒差をつけた。約300キロのスペシャルステージは、気温が急上昇したポーランド北東部で行われた。

 総合2連覇中のオジェは、「7つの完璧なラリーを戦ってきた。予想するのはまだ早いかもしれないけど、3度目のタイトル獲得に向けて大きく前進したように思う」と語った。

 フォード(Ford)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が、フォルクスワーゲンの表彰台独占に待ったをかけ、自己最高と並ぶ3位に入った。

 ヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)は、タナックをとらえようとしている最中にクラッシュしている。

 ラリー通算29勝目を挙げたオジェは、唯一3桁の161ポイントで総合首位に君臨している。今季6レースを残し、2位のミケルセンは83ポイントと大きく水をあけられている。(c)AFP