【6月30日 AFP】ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)は30日、国際宇宙ステーション(ISS)の現船長(コマンダー)を務めるロシアの宇宙飛行士ゲナディ・パダルカ(Gennady Padalka)氏(57)の累積宇宙滞在時間が803日に達し、新記録を打ち立てたと発表した。

 ロスコスモスの報道官はAFPに「記録は公式なものだ。ゲナディ・パダルカ氏は宇宙で最も長い時間を過ごした人物になった」と述べた。

 今月21日に57歳の誕生日を迎えたばかりのパダルカ氏は、旧ソ連時代に軍のパイロットとして訓練を受け、1998年に初めてロシアの宇宙ステーション「ミール(Mir)」の一員として宇宙空間へ出た。今回のISS滞在は5回目の宇宙ミッションとなる。今年9月に現在ISSに滞在する他の飛行士らと地球へ帰還する際には、およそ2.5年に匹敵する合計877日間を宇宙で過ごしたことになる。(c)AFP