【6月30日 AFP】(一部更新、写真追加)東京発新大阪行きの東海道新幹線の車内で30日、乗客の男性が可燃性の液体をかぶって火をつける事件があり、男性と女性1人の計2人が死亡した。

 メディア報道によると、先頭車両のトイレから爆発音が聞こえた後、車両内に煙が充満し、新幹線は緊急停止した。JR東海(Central Japan Railway)の広報担当者はAFPに対し、客室の中で乗客が油のようなものをかぶって火をつけたという情報が入っていると語った。

 車内には当時、800人以上の乗客がいたとされる。地元当局によると、現場で男性の死亡が確認された他、同じ車両内で見つかった女性が搬送先の病院で死亡。20人余りが治療を受け、うち3人が重傷という。(c)AFP