【6月30日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-4、6-4でドイツのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber)を下し、2回戦進出を決めた。

 昨年大会(The Championships Wimbledon 2014)を制したジョコビッチは、各セットの第9ゲームに勝負を決するブレークを奪い、コールシュライバーを退けた。

 全仏オープンテニス(French Open 2015)決勝でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れて以来となる一戦に臨んだジョコビッチは、12本のエースと36本のウイナーを打ち込んだ。

 しかし、世界ランク1位のジョコビッチは再び、コーチのボリス・ベッカー(Boris Becker)氏があらゆる方法でコート脇から指示を出しているという禁止行為について弁護することになった。

 ジョコビッチは、「これについて皆さんがどうしたいのか、考えているんだ。僕が、僕らのチームがずるをしていると言いたいのかい?その理由を知りたい」と憤った。

「つまり、これを僕だけに尋ねているのか、それとも、ほかの選手にも尋ねているのか」

「激励やサポートの伝え方には決まったやり方があって、手をたたいたりだとか何かを言ったりするタイミングを把握している。それが、僕の活力を上げ、あるポイントでプレーのモチベーションを上げる。ただ、それはルールの範囲内でのことだ」

 ジョコビッチは、レイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)との4時間にも及ぶ試合を制したヤルコ・ニエミネン(Jarkko Nieminen、フィンランド)と2回戦で対戦する。(c)AFP