【6月29日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)の準備期間に体調を崩したものの、ようやく万全の状態に戻ったと話している。

 シャラポワは、全仏オープンテニス(French Open 2015)の期間中に自身を苦しめ、大会連覇を逃す要因にもなったインフルエンザのような症状について、自宅のある米カリフォルニア(California)州で検査を受けていた。

 28歳のシャラポワは、4回戦敗退を喫した全仏オープンで、せき込むあまり呼吸することが難しいほどに体調を悪化させていた。

 6-7、4-6でルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)に敗れたこの試合で、シャラポワは何度もコートで鼻をかんでいたが、パリ(Paris)を後にしても症状は一向に改善せず、最後は検査を受けて、医師のゴーサインを待つことになった。

 四大大会(グランドスラム)を5回制しているシャラポワは、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet ClubAELTC)で取材に応じ、「ウィンブルドンの開幕前に、前哨戦に出場したいと思っていたのですが」とすると、「体調をみたところ、いったん帰宅し、いろいろな検査を受けなければなりませんでした」と明かした。

「あなたたちは(パリで)私がどんな状態だったか見たでしょう。全仏オープンの1週間と、開幕前の数日間に、さまざまな症状と闘っていました」

「ありがたいことに、今はほぼ全快しています。コートで何百回もせき込んだり、鼻をかんだりしなくていいのは気持ちが良いものですね」

(c)AFP/Steven GRIFFITHS