【6月25日 AFP】英オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)の辞典部門は25日、今年新たにオックスフォード英語辞典(Oxford English DictionaryOED)に掲載される500語を発表し、そのうちの一つ「twerk(トワーク)」について、最初の使用例は1820年にさかのぼるとの調査結果を明らかにした。

 オックスフォード辞典は、トワークを「低くかがんだ状態でお尻を突き出し、性的に挑発的な動きで」踊ることと定義している。米歌手マイリー・サイラス(Miley Cyrus)が、2013年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV Video Music Awards)授賞式で腰をくねらすダンスを披露して物議を醸して以来、この言葉の使用頻度は爆発的に増加した。

 だが最も信頼できる英語の記録と自負するOEDの調査により、1820年に「よじる、もしくはひねる動き」を意味する名詞「twirk」として最初に使用されたことが分かった。また動詞としては、後の1848年に登場したと考えられており、1901年までには「twerk」というつづりが広く使われるようになったという。

 OEDのシニアエディターを務めるフィオナ・マクファーソン(Fiona McPherson)氏は「あのダンスと同じ語源の言葉だと確信している。同じ意味での用例が現在まで一定の頻度で登場している」と指摘した。

 トワーキングの現代の用法のルーツは、1990年代初頭のニューオーリンズ(New Orleans)で広まった「バウンス」と呼ばれるジャンルの音楽シーンにあるとされている。(c)AFP