【6月24日 AFP】フィンランドの首都ヘルシンキ(Helsinki)で建設が予定されているグッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)の設計コンペで、楠寛子(Hiroko Kusunoki)氏らがフランスで設立した建築設計事務所「モロークスノキ建築設計(Moreau Kusunoki Architectes)」のデザインが優勝した。建設プロジェクトを支援するグッゲンハイム・ヘルシンキ支援財団(Guggenheim Helsinki Supporting Foundation)が23日、発表した。

 長方形の展示場数棟と、灯台をかたどったタワーから構成される同事務所のデザイン「アート・イン・ザ・シティ」は、1700点以上の応募から選ばれた。同美術館はヘルシンキの港湾部、大統領官邸のすぐそばに建設が予定されている。2011年に仏パリ(Paris)で楠氏がニコラ・モロー(Nicolas Moreau)氏と共に設立したモロークスノキ建築設計には、10万ユーロ(約1400万円)の賞金が贈られた。(c)AFP