【6月24日 AFP】ベルギーの裁判所は23日、欧州サッカー連盟(UEFA)が義務とするファイナンシャル・フェアプレー(FFP)計画の継続を一時差し止める判決を下した。

 ブリュッセル(Brussels)第一審裁判所は、UEFAが主催大会に参加するクラブの赤字許容額を4500万ユーロ(約62億円)から3000万ユーロ(約41億円)に減額する計画に対する集団訴訟で、原告側の主張を支持した。

 原告には、昨年FFPによる処分を受けたマンチェスター・シティ(Manchester City)やパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のサポーターグループも含まれている。

 ブリュッセル第一審裁判所はこの件を、欧州裁判所に委任していた。

 UEFAは「ベルギーの裁判所は、本案の審問について自ら不適任であるとしている。UEFAは、権限のない一国の裁判所が本案の対立について審問し、それと同時に欧州裁判所に委任した上で仮処分を下したことは奇妙なことだととらえている」と声明で発表している。

「いずれにしても、UEFAはFFPが全面的に欧州連合(EU)法に則ったものであると確信している」

 UEFAは加えて、この判決に対する不服を控訴裁判所に申し立てる見込みとしている。申し立てを行った場合、自動的に下級裁判所の判決は差し止められることになるため、UEFAは継続してFFPを推進していくことが可能となる。

 原告側はFFPが、比較的小さなクラブが巨額の資金援助を受けてトップ選手を獲得し、大きなクラブに対抗することを妨げると主張していた。

 マンチェスター・シティやPSGは、アブダビ(Abu Dhabi)やカタールからの資金提供がなければ、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)やズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)といった選手を獲得することは不可能で、FCバルセロナ(FC Barcelona)やレアル・マドリード(Real Madrid)といったビッグクラブと張り合うことは難しかった。(c)AFP