【6月23日 AFP】(一部更新)ニュージーランドの航空管制システムに23日午後、障害が発生し、全民間機が一時、離陸不可能な事態となった。

 同国の航空管制当局報道官はAFPの取材に対し、23日午後2時48分(日本時間同午前11時48分)にレーダー障害が発生し「この影響で国内にいる航空機全機が地上待機している。全土で離陸している機体はない。飛行中の機体には着陸許可を出している」と語った。国際線・国内線の全機に影響が出たという。

 飛行禁止発令から約90分後、航空管制当局は、システムが障害から復旧したと発表。問題の原因は「内部ネットワークの障害」だったといい、管制システムの徹底検査を行ってから飛行を再開する見込みだという。サイモン・ブリッジズ(Simon Bridges)運輸相は、レーダー障害が生じていた間も管制塔では各機との無線交信が可能だったとして、「乗客の安全を損なうことはまったくなかった」と話している。(c)AFP