【6月22日 AFP】毒舌で知られるイスラエル内相夫人のジュディ・シャローム・ニル・モーゼス(Judy Shalom Nir-Mozes)さんが21日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に関する「不適切なジョーク」をマイクロブログのツイッター(Twitter)に投稿し、炎上する騒ぎがあった。夫人はその後、問題の投稿を削除して謝罪した。

「オバマ・コーヒーがどんなものか知ってる? ブラック・アンド・ウィーク(意気地なし)よ」

 ジュディ夫人が7万4400人のフォロワーを抱える自身のアカウント「@JudyMozes」に投稿したこのツイートには、人種差別だという非難が殺到。夫人はツイートを削除し、「おわびします。あれは、誰かに教えてもらったくだらないジョークでした」と英語で謝罪した。

 夫人はさらに「オバマ大統領、私は、自分が耳にした不適切なジョークを書き込むべきではありませんでした」と、オバマ大統領に語り掛ける形で釈明した。「私が人を好きになるのに、人種や宗教は関係ありません」

「誰かに不快な思いをさせたのなら謝ります。私のしたことが夫の耳に入っても、離婚するようなことにはなりませんように」

 夫のシルバン・シャローム(Silvan Shalom)内相は、イスラエルの対米戦略的パートナーシップ担当も務める。一方、ラジオ番組の司会やテレビ番組のレギュラーも務めるジュディ夫人は毒舌で知られ、夫の所属政党党首でもあるベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相のことも、普段から容赦なくこき下ろしている。(c)AFP