【6月22日 AFP】パキスタン南部シンド（Sindh）州の州都カラチ（Karachi）などを熱波が襲い、20日以降、少なくとも122人が死亡した。保健当局が21日、明らかにした。

 当局者によると、カラチで114人、シンド州のその他の地区で8人が死亡した。

 同国最大都市のカラチでは20日、気温が45度にまで上昇。1979年6月の同市史上最高気温の47度に迫った。

 この高温に度重なる停電が追い打ちをかけた。国営水道当局によると、停電でカラチの給水設備が麻痺し、水道利用者への給水が妨げられたという。カラチの複数か所では抗議行動が発生した。

 首相府によると、ナワズ・シャリフ（Nawaz Sharif）首相は、イスラム教の断食月「ラマダン（Ramadan）」中の停電は許容できないと電力供給会社に警告した。(c)AFP