【6月19日 MODE PRESS】デザイナーのトム・フォード(Tom Ford)は40代の頃、「制御不能」なほど過度の飲酒を続け、特に「グッチ(Gucci)」退任の際は最悪な状態だったことを明かし、アルコールを断たなければ死んでいただろうと告白した。

 夫のリチャード・バックリー(Richard Buckley)との間に2歳のジャック(Jack Buckley Ford)くんという息子を持つトムは、「すごく落ち込むことがあります。落ち込むと酒を飲み、酒を飲むともっと落ち込みます。それに、酒にはドラッグがつきものです。すごくハイになれば、その分ロウにもなるんです」と語った。

「当時は子どももいませんでしたし、それにご存じの通り、数年間とはいえ私の人生そのものといえる仕事も失っていました。正直な話、もし飲酒をやめていなかったら生きていられなかったと思います」

 アルコールを断ってからは、生活が一変して良くなったと感じたようだ。「飲まなくなると、何もかもがクリアになりました。しばらくはつらいと感じるかもしれませんが、私の人生はぴったり歯車が合いました。私は事業を立ち上げ、映画を作り、子どもを持ち、また新たな映画制作に取り掛かっています」

 もう一つトムに訪れた大きな変化といえば、自分自身に課す、「あまりに高すぎる水準」を緩和できるようになったことだ。以前のトムはとにかく完璧主義者で、「心の病」という気さえしたという。

「私たちの家は、今やプラスチックのおもちゃだらけです。信じられませんよ!昔はインテリアに命を懸けていましたからね。私たちの家は、非の打ちどころがありませんでした。同性愛の男性の中には、家が子どもになる人もいます。私も前はそうでしたからね。でも今はもうそれほど気にしなくなりました。『何てことだ!豚小屋とはいわないが、ひどいことになっている』と思う瞬間は何度もありますけれどね」。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS