【6月18日 AFP】女子テニス、エイゴン・クラシック(AEGON Classic 2015)のシングルス2回戦で、ビッグサーバーのザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)が、WTA記録となる27本のサービスエースを決めた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)で決勝進出を果たした経験を持つリシキは、第1セットに16本のエースを決めると、第2セットにも11本を加え、1試合の最多エース数で記録にその名を刻んだ。

 10代のベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を6-1、7-6で下したリシキは、「記録を作れて気分が良いわ。芝でサーブはいい武器になる。だから芝のプレーが大好き」とコメントした。

 25歳のリシキは、2011年大会で優勝しており、2013年のウィンブルドンでは決勝まで勝ち進んでいる。

 リシキは、「勝ったことがある大会に戻ってくることは、いつだって特別な気持ちになるけれど、それだけじゃない。ここで勝ったり、ウィンブルドンですごくうまくいったり、イングランドにはいろんな思い出がある。どれも素敵な思い出よ」と語った。

 リシキは3回戦で、スロバキアのマグダレナ・リバリコワ(Magdalena Rybarikova)と準々決勝進出をかけて対戦する。

 リシキはその後、ツイッター(Twitter)に、「やりました…27本のエースは記録だって。あの210キロのサーブが決まっていればと思うと、すごく残念。あと数センチだったのに…#loveserving」と投稿した。

 WTAのこれまでの最多エース記録は、2008年の東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2008)でカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)、2012年のウィンブルドンでセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が記録した24本だった。

 リシキの記録には、同じ選手からも称賛のコメントが寄せられている。

 フランスのアリーゼ・コルネ(Alize Cornet)は、ツイッターに「@sabinelisickiへ、あなたのサーブ、私にも1試合貸してくれない?フフ。#crazystat#record#grassweapon」と書き込んだ。(c)AFP