【6月17日 AFP】チュニジアのタビカ(Tabika)村で16日、列車が踏切で大型トラックに衝突して脱線する事故があり、少なくとも18人が死亡、98人が負傷した。当局は、同国で最悪の列車事故の一つだと発表した。

 チュニジア運輸省によると、衝突があった現場は首都チュニス(Tunis)の南郊約60キロで、死者の大半は、朝のラッシュ時に列車を利用していた乗客だという。衝突が起きたのは、午前6時半(日本時間同日午後2時半)ごろ。

 現場から数キロ離れた病院の院長は、「これまでに17人の遺体を収容した」と述べた。「もう1人の遺体は別の病院に移送された」という。さらに、98人の負傷者のうち3人が重体で、治療のためチュニスに搬送したと話した。

 内務省によると、列車はチュニスの南西120キロのガアーフール(Gaafour)から同首都に向かっていた。

 マフムド・ベンロムダン(Mahmoud Ben Romdhane)運輸相は、事故原因として踏切に遮断器がなかったことを挙げているが、チュニジア鉄道(Tunisian National RailwaySNCFT)はこれに疑問を呈している。(c)AFP/Kaouther Larbi