【6月16日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2015)は15日、シングルス1回戦が行われ、リシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)がツアー通算400個目の白星を挙げた。ガスケは、オープン化以降で同記録を達成する3人目のフランス人男子選手になった。

 世界ランク19位のガスケは、全仏オープンテニス(French Open 2015)4回戦でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に破れて以来の大会に臨んでおり、この日の試合では6-1、6-2でイタリアのシモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli)を下した。この結果、ガスケはヤニック・ノア(Yannick Noah)氏の476勝、ファブリス・サントロ(Fabrice Santoro)氏の470勝に続き、男子フランス勢として400勝グループの仲間入りを果たした。

 28歳のガスケは、ツアー通算400勝を達成する13人目の現役選手となり、2回戦では第3シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と対戦する。ラオニッチは、同日の1回戦でワイルドカードのジェームズ・ワード(James Ward、英国)を下している。

 四大大会(グランドスラム)でベスト4に進出した経験もあるガスケは、今季すでにオープン・シュ・ド・フランス(Open Sud de France)とエストリル・オープン(Millennium Estoril Open 2015)で優勝を飾っており、この日も、わずか57分で初戦を突破して好調をうかがわせた。

 ATPツアーの歴代最多勝利数は、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏の通算1254勝となっている。(c)AFP