【6月16日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は15日、グループBの試合が行われ、世界ランク1位のドイツは4-0でタイに快勝し、グループ首位通過を決めた。

 2003年と2007年に大会を制しているドイツは、3試合で勝ち点7を獲得し、得失点差でノルウェーを上回った。ノルウェーは、同日の試合でコートジボワールと対戦し、3-1で勝利している。この結果、タイが勝ち点3で3位、コートジボワールが同0で最下位となった。

 ドイツは、20日に行われる決勝トーナメント1回戦で、A組、C組、D組のうち最も成績が良かった3位チームと対戦する。

 序盤は堅守をみせた世界ランク29位のタイだが、ドイツが前半24分に均衡を破る。骨挫傷から復帰したばかりのメラニー・ロイポルツ(Melanie Leupolz)が、CKからヘディングでネットを揺らした。

 同37分にも得点機を迎えたドイツだが、前半は追加点を挙げることなくハーフタイムへ。

 迎えた後半、21歳のレナ・ペーターマン(Lena Petermann)が代表4試合目で活躍をみせる。後半11分、クロスに頭で合わせ代表初ゴールを決めたペーターマンは、そのわずか2分後に再びヘディングで2得点目を挙げた。

 ドイツは、後半28分にサラ・ダブリッツ(Sara Daebritz)がだめ押しの1点を入れ、一方的な試合展開で勝利を収めた。

 コートジボワールとの初戦に10-0で大勝したドイツは、ノルウェー戦で1-1と引き分けていた。

 王者として臨んだ前回大会(FIFA Women's World Cup 2011)で、ドイツは日本に敗れ準々決勝敗退に終わっている。

 1995年の優勝国ノルウェーは、アダ・ヘゲルベルグ(Ada Hegerberg)の2得点とソルヴェイグ・グルブランドセン(Solveig Gulbrandsen)のゴールで3-0とリードすると、コートジボワールに1点を返されたものの、グループ2位通過を決め、決勝トーナメント1回戦ではF組の2位チームと対戦する。(c)AFP