【6月15日 AFP】コパ・アメリカ(2015 Copa America)は14日、グループCの試合が行われ、ベネズエラがコロンビアに1-0で勝利した。

 多くのスター選手をそろえるコロンビアを相手に、ベネズエラは、FCゼニト(FC Zenit)に所属するホセ・サロモン・ロンドン(Jose Salomon Rondon)のゴールで番狂わせを演じた。

 レアル・マドリード(Real Madrid)のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)や、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)ら、欧州を舞台に活躍する名手がそろうコロンビアは、今大会のダークホースとして注目を浴びていた。

 昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で準々決勝まで勝ち残っているコロンビアだったが、後半にロンドンにヘディングで決められると、W杯以降精彩を欠いている攻撃陣に反撃する力はなかった。

 ベネズエラの得点は、コロンビアの隙をつく素早いスローインから生まれた。

 ベネズエラは、スローインに抜け出したフアン・アランゴ(Juan Arango)が上げたクロスを、アレハンドロ・ゲラ(Alejandro Guerra)が頭で折り返したボールにロンドンが合わせて得点を奪った。

 アーセナル(Arsenal)のゴールマウスを守るダビド・オスピナ(David Ospina)から得点を奪ったロンドンは、今夏にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やリバプール(Liverpool FC)といったイングランドのクラブへの移籍がうわさされている。

 同点ゴールを目指し攻勢に出たコロンビアだったが、ベネズエラのGKアライン・バロハ(Alain Baroja)の壁を破ることはできなかった。(c)AFP