【6月14日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は13日、各地で予選が行われ、グループIのポルトガルは3-2でアルメニアに勝利した。

 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が自身としては3試合連続となるハットトリックを記録して何とか勝利したポルトガルは、グループ首位の座を守った。

 残り30分を10人で戦ったポルトガルは、ここまでの予選4試合でわずか勝ち点1にとどまっていたアルメニアに脅かされた。

 同代表で最多キャップ数となる131試合出場の記録を持つサルジス・ホブセピアン(Sargis Hovsepyan)新監督の影響が期待通りの効果をもたらし、アルメニアはブラジル生まれのマルコス・ピッゼッリ(Marcos Pizzelli)が前半14分に先制点を決めた。

 しかし、ロナウドは同29分にPKを蹴り込み同点ゴールを決めると、後半10分、13分と立て続けに得点し、レアル・マドリード(Real Madrid)でのリーグ戦2試合連続の3得点に続くハットトリックを達成し、ポルトガルが3-1と逆転した。

 その後、ティアゴ(Tiago Mendes)が退場となってポルトガルが数的不利になると、ホームのアルメニアは息を吹き返して同27分にフライル・ムコヤン(Hrayr Mkoyan)に1点を返したが、アウェーチームがそのまま逃げ切った。

 グループ首位のポルトガルは勝ち点を12に伸ばし、2位につけるデンマークとの勝ち点差2を守っている。(c)AFP