【6月11日 AFP】1984年のロサンゼルス五輪でマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏が履いていたシューズや、NBAのスター選手が歴史的瞬間に着用していたユニホーム、さらにはタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が2005年のマスターズで優勝した際に使用していたボールなどが、オークションに出品されて話題となっている。

 スポーツの記念品を扱うグレイ・フランネル・オークション(Grey Flannel Auctions)は10日、ジョーダン氏がロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した際に履いていたシューズを筆頭に、今月24日まで出品されるアイテムを発表した。ジョーダン氏のシューズは、メダル授与式後のロッカールームで同氏がボールボーイにサインしたものだという。

 グレイ・フランネル・オークションの代表者は、「今回は、われわれのオークション史上最高のものになるでしょう」と語っている。

「複数のカテゴリーで大本命とされるアイテムが出品されるのは、どのようなオークションでも珍しいことですが、今回の競売では超目玉アイテムが8つあります。それぞれ競技は異なり、各アイテムの落札価格は10万ドル(約1200万円)に上る可能性があります」

 そのほかには、2005年の第69回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2005)で、ウッズがクリス・ディマルコ(Chris DiMarco)とのプレーオフを制した際に使用していたボールも出品される。

 アイテムの所有者は、当時ウッズのキャディーを務めていたスティーブ・ウィリアムス(Steve Williams)氏が、カップから取り出したボールを観客に投げ、それをつかんだと話している。

 NBAのフィラデルフィア・ウォリアーズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ、Golden State Warriors)に所属していたウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏のユニホームも、今回の注目アイテムの一つになっている。

 このユニホームは、チェンバレン氏が1961-62シーズンに米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ハーシー(Hershey)で1試合100得点の記録を樹立した際に着ていたものとされている。

 また、1960年代にリーグ8連覇を達成したボストン・セルティックス(Boston Celtics)の名選手ビル・ラッセル(Bill Russell)氏が着用していたビジター用のユニホーム、「ドクターJ」で知られるジュリアス・アービング(Julius Erving)氏がABA時代のニューヨーク・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ、Brooklyn Nets)で身に着けていたユニホームも、今回の出品カタログに含まれている。

 NFLからは、元ボルティモア・コルツ(現インディアナポリス・コルツ、Indianapolis Colts)のQBジョニー・ユナイタス(Johnny Unitas)氏が試合で着用したユニホームが出品される。(c)AFP