【6月11日 AFP】(更新)汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)は10日、2026年サッカーW杯の招致プロセスの一時停止を発表した。

 FIFAは声明で、「現在の状況を受けて、2026年FIFAワールドカップの招致プロセスを停止することが決まった」としている。

「今後の招致プロセスに関する決定は、後日のFIFA理事会で話し合われる」

 FIFAのジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長は今年3月、2026年大会の開催国は、2017年にマレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)で決定すると発表していた。

 しかし、現職の理事やスポーツマーケティング会社幹部を合わせた計14人が、汚職の罪で米司法省から起訴されたことにより、FIFAは混乱に陥った。

 FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は先日、汚職問題発覚を受けて辞任に追い込まれており、後任は早くても12月に決定する予定とされている。

 バルク事務局長は10日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)の開催準備状況を視察するために滞在しているサマラ(Samara)で記者会見に臨み、「こういった状況のなかで、招致活動を始めること自体がナンセンスだ。延期になるのは当然だ」と語った。

 一方、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の開幕まであと1年となったフランスのパリ(Paris)で行われた記者会見に出席した欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長は、今回のニュースに驚いていないことを明らかにしている。

 プラティニ会長は、「投票が2017年に実施されることになっていたが、現在のFIFAにはリーダーシップがないことを踏まえれば、それは良いことだ」とコメントした。

 2026年大会の開催には米国、カナダ、メキシコ、モロッコを含めた数か国が興味を示しており、3月にはカザフスタンが立候補する可能性を示唆している。(c)AFP