【6月10日 AFP】世界最大の航空組織、国際航空運送協会(International Air Transport AssociationIATA)は9日、機内持ち込み荷物に最適な大きさのスーツケースを提案した。

 IATAの空港、乗客、貨物、安全担当上級副社長トム・ウィンドミュラー(Tom Windmuller)氏によると、このキャスター付きスーツケースの寸法は、縦55センチ、横35センチ、奥行き20センチ。定員120人以上の航空機で乗客全員が座席頭上の棚に1つずつ入れることのできる大きさだという。

 機内持ち込み荷物のサイズ制限は航空会社ごとに異なっており、混乱が生じる原因にもなっていた。そこでIATAは、最適な寸法を割り出すため、ボーイング(Boeing)とエアバス(Airbus)との話し合いを重ね、かばんメーカーにスーツケースの製造を打診した。

 スーツケースは、年末までに広く市場に出回ることが期待されており、また価格については、それぞれの製造メーカーが選択する品質およびマテリアルによって決まるとされている。

 IATAの寸法規定に適合するスーツケースには、「IATA Cabin OK(IATA機内持ち込み可能)」と書かれたタグあるいはラベルでの表示がなされるという。

 航空各社は同プログラムへの参加を義務づけられてはいないが、これまでのところ、各社の反応は上々だという。(c)AFP