■初めての3D義足、あふれ出す希望

 初めての3D義足を装着したジェシー君は大喜びした。「うれしい。本当の脚みたいだ。今なら何でもできるよ。走ったりサッカーしたりね」

 ジェシー君の世話をしている祖母のフローレンスさん(53)も喜びを隠さない。「これで学校でも好かれるわね。遊びも手伝いもできるわ。薪を集めたり水を運んだりね」。フローレンスさんは事故の後、学校までの2キロの道のりをジェシー君をかついで送ったこともあるという。

 カウェーサ氏はCoRSUの義足装着室の外で恥ずかしそうに待っている女の子について、義足で歩くのはその日が初めてだと話した。女の子は内戦で両脚を失ったのだという。「他の子どもたちが歩いたり遊んだりしているのを見て、自分の脚がないことに気づいたのです。義足を着ければ、歩き出す、走り出しさえもするでしょう」(c)AFP/Amy Fallon