【6月8日 AFP】中国全土で7、8日の両日に実施された全国統一大学入学試験「高考(Gaokao)」で、年々巧妙化していくカンニングへの対策として、無人機や無線監視装置を備えたトラックが配備された。

 中国では高考が大学入学に当たっての唯一の判定材料として用いられており、非常に重要な試験とみなされている。今年の高考では、1000万人近くが受験。当局は、受験生たちが小型化してより隠しやすくなったスマートフォンなどの機器を利用して不正を行うことへの懸念を深めていた。

 中国・河南(Henan)省の国営紙・大河報(Dahe Daily)は、同省洛陽(Luoyang)の当局が、試験会場の上空500メートルを飛行し、カンニングを行う生徒の存在を示す無線信号を探知する機能を備えた無人機を購入したと伝えている。(c)AFP