欧州CL制覇逃したブッフォン、40歳での現役に意欲
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【6月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)決勝でFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れ、優勝を逃したユベントス(Juventus)の守護神ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が、あと3シーズンは現役を続けるつもりだとコメントし、40歳でのプレーに意欲を示した。
1-3でバルセロナに屈したユベントスのブッフォンは、自身2度目となるチャンピオンズリーグ決勝での敗北を味わった。イタリア代表としてW杯を制しているブッフォンだが、イヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のゴールの場面ではどうしようもなかった。
ユベントスは一時1-1に追いつく時間帯もあり、ブッフォンも「後半は、勝利をさらえると思ったことも何度かあった。残念ながら、思った通りにはならなかったけど」と話している。
「だけど、僕らは良い試合をした。そこが重要だ。自分たちを恥じる必要はどこにもない」
現在37歳のブッフォンは、自身の今後について問われると、いまだ手が届かないチャンピオンズリーグ制覇への意欲は失っていないと話した。
「あと3シーズンはこのレベルでプレーして、何個か残っている夢に向けて努力する」と話すブッフォンは、すでに6度のイタリア・セリエA制覇に加え、2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)優勝を経験している。
イタリアのGKには過去にも息の長い選手がいたが、ブッフォンもその系譜に連なる選手となりそうだ。
ブッフォンと同様、ユベントスのレジェンドであるディノ・ゾフ(Dino Zoff)氏は、40歳で1982年のW杯スペイン大会(1982 World Cup)に出場した。またインテル(Inter Milan)で活躍し、先日サンプドリア(Sampdoria)の新指揮官就任が発表されたワルテル・ゼンガ(Walter Zenga)氏は、米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューイングランド・レボリューション(New England Revolution)で39歳までプレーした。
チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、ブッフォンを含めた選手たちは「とてつもないチーム」だと話し、国内2冠とチャンピオンズリーグ決勝進出を達成したチームをたたえた。
「もちろん、決勝は毎年出られるものではないし、同時にチームは全てを出しきった」
「今シーズンはチームにとっていい自信になったし、われわれはまだ成長する。結果以外の面でもね。これ以上の結果を残そうと思ったら、すべてを勝ち取るしかない」
「チームの質を高め、地位を確立したい。目標は欧州のトップレベルに居続けることだ。一番大切なのはスクデット(セリエA優勝)を獲得したことで、チャンピオンズリーグ制覇にも近づいた。来年は勝ててもおかしくない」
(c)AFP