【6月5日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2015)は4日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第13シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)は7-5、7-5で第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)を下し、28歳にして初の四大大会(グランドスラム)決勝に駒を進めた。

 サファロバは、チェコの女性選手としては1981年大会を制したハナ・マンドリコワ(Hana Mandlikova)以来となる決勝出場を決めた。これまでの全仏での最高成績は、2007年大会(French Open 2007)と14年大会(French Open 2014)の16強だった。

 3度目のマッチポイントでミスの目立った一戦に終止符を打ったサファロバは、「夢がかなった。まだ信じられない。出だしが悪かったけれど、少しずつレベルを上げて、積極的なプレーをすることを心がけた。それしか勝つ道がなかった」とコメントした。

 20歳で2008年大会(French Open 2008)を制したイワノビッチは、三度フルセットを戦う厳しい道のりを経て4強入りを果たしていた。一方のサファロバは、昨年覇者の第2シード、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)との第1セットなど5度のタイブレークを制し、1セットも落とすことなく勝ち上がった。

 それでもイワノビッチは順調な滑り出しをみせ、第2ゲームをブレークしてゲームカウント3-0とリードを奪った。

 今大会期間中最も暑さが厳しくなる中、イワノビッチはどんどんドライブを突き刺し、サファロバは溶けきるかに思われた。それでも、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)に続く2度目のグランドスラム準決勝に臨んだサファロバは、精力的な動きを見せて3連続でサービスゲームをキープすると、第9ゲームでブレークバックした。

 すると、イワノビッチが苦しみはじめてミスを重ねる中、サファロバは4連続でゲームを奪い、最後もサービスゲームをキープしてセットカウントを1-0とした。

 第2セット序盤に2度のブレークポイントを乗り切り1-1としたサファロバは、第3ゲームでブレークを奪った。すると、イワノビッチは徐々に崩れはじめ、ブレークポイントを何とか切り抜けたものの、明らかに調子を落とした。

 このまま快勝を収めるかに思われたサファロバだったが、5-4で迎えた第10ゲームでどういうわけかサーブが入らなくなって三度のダブルフォールトを犯すと、イワノビッチはそれまで9度手にしながらもポイントにつなげられなかったブレークポイントをものにした。

 しかし、イワノビッチは次ゲームをキープできず、今度はミスを犯すことのなかったサファロバがキャリア最大の勝利を手にし、決勝への切符を手にした。

 6日に行われる決勝でサファロバは、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と対戦するが、これまでの対戦成績は0勝8敗となっている。(c)AFP