【6月5日 AFP】14-15NBAファイナル(7回戦制)は4日、カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)で開幕し、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は、オーバータイムの末にクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を108-100で破り、ファイナル制覇に向けて白星発進した。

 ウォリアーズはステフェン・カリー(Stephen Curry)が26得点8アシスト、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)が21得点を記録すると、98-98の同点で迎えたオーバータイムでは試合の主導権を握り、キャバリアーズを10-2で圧倒した。

 2001年以来となったファイナル初戦のオーバータイムでは、キャバリアーズが9本連続でショットを外し、ターンオーバーも3回記録した。対するウォリアーズは、シュートの名手カリーが4本のフリースローを決めると、ハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)の3ポイントシュートで突き放した。

 ウォリアーズではまた、アンドレ・イグダーラ(Andre Iguodala)がジェームズ相手のディフェンスに力を注ぎながらも15得点を稼ぎ、ベンチ選手の合計スコアも34-9とキャバリアーズを圧倒した。

 一方、敗れたキャバリアーズは、レブロン・ジェームズ(LeBron James)がファイナルでは自己最高となる44得点を挙げたものの、この試合で23得点7リバウンド6アシストを記録したカイリー・アービング(Kyrie Irving)が左膝の故障を再発させ、脚を引きずりながらロッカールームに下がっている。

 史上初となる5年連続ファイナル出場を果たしたジェームズは、アービングについて、「彼が松葉づえを突きながらロッカールームを出ていく姿は、チームにとって大きな打撃となった」とコメントしている。

「アービングの出場が無理なのであれば、マシュー・デラベドバ(Matthew Dellavedova)の出番が増えることになる。そしてほかの選手は、お互いに助け合っていかなければならない」

 キャバリアーズはロシア出身選手として初めてファイナルの舞台に立ったティモフェイ・モズコフ(Timofey Mozgov)が16得点、トリスタン・トンプソン(Tristan Thompson)は15リバウンドを記録した。

 シリーズ第2戦は引き続きウォリアーズの本拠地オークランドで行われ、第3戦から戦いの舞台をキャバリアーズの本拠地クリーブランド(Cleveland)に移す。(c)AFP