【6月2日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の指揮官として最後の試合を終えたばかりのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)氏が、1日、しばらくの間は監督業から離れる考えであることを明かした。クロップ氏には、ナポリ(SSC Napoli)やリバプール(Liverpool FC)から関心が寄せられていると、うわさが流れたばかりだった。

 ドルトムントで7年間指揮を執った47歳のクロップ氏は、先月30日に行われたドイツカップ(German Cup 2014-15)決勝でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に敗れ、クラブで有終の美を飾ることはできなかった。

 1日に代理人とのミーティングを終えたクロップ氏は、「厳しくて感情を伴う7年間が終わった今、数え切れない思い出を消化して、チームと私は、次の仕事に新鮮な気分で取りかかりたい」と語った。

 しかし、休養がどれくらいの期間になるのかは明かされておらず、適当な仕事のオファーが来れば、すぐに復帰するつもりだという。

 ドルトムントの指揮官として、2011年にブンデスリーガ1部優勝、2012年にリーグ連覇とドイツカップ(German Cup 2011-12)の2冠、そして2013年にチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝進出を達成しているクロップ氏は、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)氏に後を任せてクラブを離れた。

 メディアは、ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督が重圧にさらされているリバプール、レアル・マドリード(Real Madrid)の次期指揮官に就任するとみられるラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)氏が現在指揮するナポリなどが、クロップ氏に興味を示しているのではないかと報じている。(c)AFP