【6月1日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)近郊で2013年、縫製工場などが入っていた複合ビル「ラナプラザ(Rana Plaza)」が崩壊し、1100人以上が死亡した事故で、ビルの所有者を含む41人が1日、殺人罪で起訴された。有罪となれば死刑が言い渡される可能性がある。捜査当局がAFPの取材に明らかにした。

 バングラデシュ史上最悪の産業事故となった同事故をめぐり起訴されたのは、ビルの所有者のソヘル・ラナ(Sohel Rana)被告(35)の他、ビルに入居していた各工場の所有者7人、ビルの安全管理と査察を管轄していた政府当局の職員12人など。

 またラナ被告を含む17人は、当初、商業施設としての建築しか認可されていなかった6階建ての建物を、工場を含む9階建ての複合ビルとして建設したとして、建築基準法違反罪でも起訴されている。(c)AFP