【6月1日 Relaxnews】キプロスが29日に発表した統計によると、不況にあえぐ同国の主要産業である観光による収入が、3月になって今年初めて増加し、前年同月比15%増となった。

 地中海のリゾート地として知られるキプロスの観光収入は3月、前年同月の5650万ユーロ(約77億円)から6500万ユーロ(約88億6000万円)に増加した。要因として主要市場の英国を中心に、3月の旅行者数が25.7%増加したことが挙げられる。

 観光収入はキプロスの国内総生産(GDP)の約12%を占める。今回の収入増により、当初恐れられていたキプロス救済措置後の2桁のマイナス成長は免れることが確実視されている。(c)Relaxnews/AFPBB News