【6月1日 AFP】太陽光のみをエネルギー源に世界一周飛行に挑む次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Solar Impulse 2Si2)」が1日、中国・南京(Nanjing)を離陸後ほぼ24時間を経て、日本海(Sea of Japan)上空に到達した。

 ソーラー・インパルスのツイッター(Twitter)によると、アンドレ・ボルシュベルク(Andre Borschberg)氏(62)が操縦する同機は、日本海上空をグリニッジ標準時(GMT)31日午後4時(日本時間1日午前1時)ごろに飛行、太平洋(Pacific Ocean)上の飛行を含む6日6晩航程の最初の1日がほぼ経過した。

 今回の米ハワイ(Hawaii)までの8500キロの航程は、全12区画の7番目で最長の区画。プロジェクトの関係者らによると、単独のパイロットによるものとしては過去最長記録となるという。

 相方のパイロット、ベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏はツイッターへの投稿で、今回の夜間飛行は同機にとって初の「徹夜」飛行となり、バッテリーに頼ることになると話している。 (c)AFP