イワノビッチが優勝年以来の8強、次戦はウクライナの新星と 全仏オープン
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【6月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2015)は31日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)は7-5、3-6、6-1で第9シードのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)に勝利し、優勝した2008年以来となるベスト8進出を果たした。
先日に続き、サッカードイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)に見守られながら、27歳のイワノビッチは、雨による2度の中断に集中力を削がれることなく、フルセットを制した。
イワノビッチは、「準々決勝に再び進出できるなんて驚きです。正直に言って、そんなことはまったく予想せずに開幕を迎えていました」と明かした。
「でも、すべての試合に全力で臨んでいます。大会前も、8強入りを目指して努力してきました」
イワノビッチは、次戦で第19シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と対戦する。
20歳のスビトリーナは、6-2、7-6でフランスのアリーゼ・コルネ(Alize Cornet)を下し、ウクライナ人女子選手としては、2008年のカテリナ・ボンダレンコ(Kateryna Bondarenko)以来となる四大大会(グランドスラム)のベスト8に駒を進めた。
ここまでコルネに2連敗を喫していたスビトリーナだが、この勝利で女子フランス勢の望みを絶った。
第2セットの第10ゲームで試合に決着をつけることができなかったスビトリーナは、5度のマッチポイントを逃すなど、緊張に満ちた試合展開を見せた。
コルネの42個目のアンフォーストエラーに助けられ、6度目のマッチポイントをようやく制したスビトリーナは、過去5戦で全敗しているイワノビッチ戦に向けて、「もちろんサーブを向上させたい。マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2015)では、あまりサーブが良くなかったから」と話している。(c)AFP/Dave JAMES