【5月29日 AFP】スウェーデン政府は28日、男女同権促進の一環として2016年から父親のみが取得できる育児休暇を3か月に増やす方針を発表した。

 現行のスウェーデンの育児休業制度では、子どもが8歳になるまでに父親と母親合わせて最大16か月の育児休暇が取得できるが、2か月ずつはそれぞれ母親、父親のみが取得できる分で、取得しなかった場合は無効となる。

 新たな政府案では、父母それぞれが取得できる休暇分をそれぞれ3か月に延長し、残りの10か月は父母のどちらでも取得可とするものだ。

 高い充実度で知られるスウェーデンの育児休業制度は、育児休暇中も月4000ユーロ(約54万円)を上限として休暇前に受け取っていた所得の80%が保障される。(c)AFP