【5月27日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2015)は26日、決勝トーナメント1回戦の第2戦が各地で行われ、柏レイソル(Kashiwa Reysol)は1-2で水原三星ブルーウィングス(Suwon Bluewings、韓国)に敗れたものの、2試合合計4-4とし、アウェーゴール差で準々決勝進出を決めた。

 敵地での第1戦を3-2で制していた柏だったが、この日は鄭大世(Tae Se Jong、チョン・テセ)と具滋龍(Ja Ryong Koo、ク・ジャリョン)にゴールを許し、2戦合計スコアで水原に上回られてしまった。

 それでも迎えた後半20分、小林祐介(Yusuke Kobayashi)が貴重な得点を決めると、アウェーゴール差で水原を上回り、ここ3年で2度目となるベスト8入りを果たした。

 日立柏サッカー場(Hitachi Kashiwa Soccer Stadium)に乗り込んだ水原は前半26分、李相湖(Sang Ho Lee、イ・サンホ)からの放り込みを鄭大世がゴールに背を向けて受けると、反転から右足でシュート。これが決まり、2戦合計で同点に持ち込んだ。

 水原は後半に入るとさらに攻勢を強め、権昶勲(Chang-Hoon Kwon、クォン・チャンフン)や徐訂晋(Jung Jin Seo、ソ・ジョンジン)がゴールを脅かしたが、柏もここはGK菅野孝憲(Takanori Sugeno)のファインセーブでしのいだ。

 それでも後半9分、ゴール前の混戦から、具滋龍にゴールを押し込まれて追加点を許し、2戦合計3-4と水原に逆転を許した。菅野もこのシュートはどうしようもなかった。

 しかし柏はそこから反撃に出ると、失点から11分後、クリスティアーノ(Cristiano da Silva)の好パスからレアンドロ(Leandro Montera da Silva)がGK鄭成龍(Sung Ryong Jung、チョン・ソンリョン)をかわしてシュート。これはDFにブロックされたものの、跳ね返りを拾った小林が、チームを8強へ導くシュートをゴールネットの天井に突き刺した。

 この日に試合を行ったもう一つの韓国勢、全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors、韓国)は、エドゥー(Eduardo Goncalves de Oliveira 'Edu')のゴールで北京国安(Beijing Guoan、中国)に1-0で勝利し、2戦合計スコア2-1で勝ち上がりを決めた。(c)AFP