【5月25日 AFP】フランス警察は、空港に爆弾が仕掛けられていると電話でうその通報をした男(33)を逮捕した。交際相手の女性が飛行機に乗り遅れそうになったため、離陸を遅らせる狙いがあったという。検察当局が24日、明らかにした。

 この騒ぎは21日、フランス南西部メリニャック(Merignac)にあるボルドー空港(Bordeaux Airport)で発生。男は当局に電話で「爆弾がある」と通報した。警察は捜索のため空港の一部を直ちに封鎖した。

 男はボルドーから約20キロ離れた場所で逮捕され、身柄を拘束された。警察の事情聴取に対し男は、爆弾があると電話通報を行ったことを認め、交際相手の女性が交通渋滞に巻き込まれたため飛行機の出発を遅らせようと思ったと説明したという。

 しかしこの愛の行為の代償は高くつきそうだ。検察当局はAFPの取材に対し、最高で禁錮2年と罰金3万ユーロ(約400万円)が科される可能性もあると伝えた。男はボルドーの裁判所に出廷することになっている。(c)AFP