【5月24日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、今シーズン主要タイトルが獲得できなかったことを受けて数日以内に解任された場合、1年間の休暇に入ると明かした。

 昨季、アンチェロッティ監督はレアルを通算10度目の欧州王者に導いたが、スペインメディアは、来週にもナポリ(SSC Napoli)のラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督が後任に就くと広く報じている。

 レアルがヘタフェ(Getafe CF)とのシーズン最終戦を7-3で勝利した後、アンチェロッティ監督は、「頭の中では、私の今後ははっきりとしている。レアル・マドリードで続けていくか、1年間休むかだ」と明かした。

「来週、私の今後についてはっきりさせるための話し合いが行われるはずだ。これがサッカーだ。レアル・マドリードのようなクラブでは、シーズンのどこかがうまく行かなければ、疑問を持たれるのは当たり前のこと」

「それも私の仕事のうちだ。昨季は10度目の欧州カップ制覇を果たしたが、今年はそうならなかった。昨年成し遂げたこと、そして今年起きたことを忘れはしない。落ち着いて今季のことを振り返り、来季に向けて改善していかなければならない」

「私はとどまりたい。もしクラブが続けさせないと言えば残念だが、サッカー界ではそんなことは当たり前のことで、初めてでもない。ユベントス(Juventus)でもチェルシー(Chelsea)でもそうだった。パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)では私から申し出た」

「監督を続けていく気持ちはあるので、これが最後になるとは思わない。また首を切られることもあるだろう。指揮を執るのが好きだし、自分の力にはまだ自信を持っている」

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