【5月22日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のマッツ・フンメルス(Mats Hummels)が、来季も同クラブに残留すると21日に報じられ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への移籍の憶測に終止符を打たれた。

 独サッカー誌キッカー(Kicker)によると、26歳のフンメルスはユナイテッドからの誘いを断り、ドルトムントに対して2017年に満了となる契約を全うする意思を伝えたという。

 ドルトムントのスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏は、「マッツが移籍について検討するのに文句はない。だが、彼がわれわれのプランの中の重要な選手であると常々言っていた」と語った。

 ツォルク氏はフンメルスと、同選手の父親で代理人を務めるヘルマン(Hermann Hummels)氏と面会し、ドルトムント残留で「はっきりとした合意」を得たと明かしている。

 フンメルスは最近、選択肢を勘案していると明かしてユナイテッドへの移籍を考えているのではないかという臆測が広がっていた。

 しかし、ドルトムントで主将を務めるフンメルスは来季、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任指揮官に就くトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)新監督の下で、今後のクラブの中心を担っていくことになった。(c)AFP