【5月22日 AFP】第98回ジロ・デ・イタリア(2015 Giro d'Italia)は21日、第12ステージ(イモーラからビチェンツァ、190キロメートル)が行われ、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のフィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert、ベルギー)がキャリア2度目のステージ優勝を飾り、ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)は総合首位の座を手堅く守った。

 これまでの11日間で起きた波乱のごとく、今ステージは降雨に見舞われ、カーブが続く下り坂では予想通りに落車がみられたが、ジルベールはトリッキーで雨が降りしきる終盤に冷静さを失わず、2009年以来となるキャリア2度目のステージ優勝を果たした。

 ゴールのモンテ・ベリコ(Monte Berico)まで1キロの上り坂で、集団から抜け出したのはアンドローニジョカットリ(Androni Giocattoli)のフランコ・ペッリツォッティ(Franco Pellizotti、イタリア)とアスタナ(Astana Pro Team)のタネル・カンゲルト(Tanel Kangert、エストニア)だった。

 しかし、峠に差しかかるとすぐに追走集団に吸収され、最後の数百メートルではプロトンの先頭に立ったジルベールがアタックを仕掛けて独走態勢に入った。

 クラシックレースでの実績が高いジルベールが両腕を広げながらトップでフィニッシュラインを通過すると、激しい追い上げをみせたコンタドールが2位に入り、ボーナスタイムも獲得して総合首位を争うライバルたちを引き離した。

 1998年に故マルコ・パンターニ(Marco Pantani、イタリア)氏が達成して以来となる、ツール・ド・フランス(2015 Tour de France)とジロの同年優勝を目指すコンタドールは、ジルベールに3秒遅れでフィニッシュし、総合2位につけるアスタナのファビオ・アール(Fabio Aru、イタリア)との差を広げた。

 アールの他、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)など「パンチャー」と呼ばれる選手は、ほぼ平坦な道が続いたあと最後に登坂が待ち受けている今回のコースでは優位に立つとみられていた。しかし、アールは失速して最後は後方に沈んでしまった。

 この日26位でレースを終えたアールは、コンタドールに対して14秒のタイムを失ったものの、総合では17秒差で2位をキープしている。(c)AFP/Justin DAVIS