【5月21日 AFP】第98回ジロ・デ・イタリア(2015 Giro d'Italia)は20日、第11ステージ(フォルリからイモーラ、153キロメートル)が行われ、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のイルヌル・ザカリン(Ilnur Zakarin、ロシア)がステージ優勝を飾り、ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が総合首位を守った。

 第68回ツール・ド・ロマンディ(68th Tour de Romandie)でも驚きの総合優勝を飾った25歳のザカリンは、残り23キロメートル付近でアタックを仕掛けて逃げ集団を抜け出すと、そのまま独走状態でゴールした。

 イモーラ・サーキット(Imola Circuit)を3周してゴールする今ステージで、ザカリンはオリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)が先導する追走集団を引き離すと、最後は2位に入ったアージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale)のカルロス・ベタンクール(Carlos Betancur、コロンビア)を含む6人のグループに53秒差をつけた。

 一方、1998年に故マルコ・パンターニ(Marco Pantani)氏が達成して以来となる、ツール・ド・フランス(2015 Tour de France)とジロの同年優勝を目指すコンタドールは、最大のライバルであるアスタナ(Astana Pro Team)のファビオ・アール(Fabio Aru、イタリア)に3秒差で、ピンクジャージー(マリア・ローザ)を守りきった。

 コンタドールは、アタックに失敗して厳しいレース展開になったと振り返り、「アタックを仕掛けるには難しい地形だったが、時には勘に頼りながら、手応えの良し悪しをつかんでいくしかないこともある」と語った。

「今日は昨日よりもさらにハードだった。特に残り50キロメートルくらいからね」

「1日ごとに感触は良くなっている。(先週の落車による)脚の痛みも引いてきたよ」

 経験豊富なコンタドールはまた、「これからも多くの事が起こるだろう。楽勝にみえても、先は長いものだ」とコメントしている。

 21日に行われる第12ステージは、イモーラ(Imola)からビチェンツァ(Vicenza)まで190キロメートルに及ぶ難コースとなっており、終盤の60キロメートルは山岳が連なり、最後まで起伏が激しい地形となっている。(c)AFP