【5月17日 AFP】ボクシング、WBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチ12回戦は16日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で行われ、王者ゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)が6回TKOで挑戦者のウィリー・モンロー・ジュニア(Willie Monroe Jr.、米国)を下し、王座防衛を果たした。

 33歳のゴロフキンは、モンローから3度のダウンを奪い、レフェリーが6回45秒で試合を止めた。

 ボクシング界で最も爆発的でエキサイティングな選手との名声を瞬く間に築き上げたゴロフキンは、この勝利で戦績を33勝0敗(30KO勝ち)とし、ミドル級で猛威を振るっている。

 ゴロフキンは2回に右でダウンを奪うと、直後に鋭い左で挑戦者から2度目のダウンを奪った。

 圧倒的に劣勢だったモンローは戦い抜く意思を見せると、4回には王者に連打を浴びせるなどしたが、安定した攻撃を維持することができなかった。

 すると、ゴロフキンは6回にモンローに右アッパーを見舞うと、最後はロープ際に追い詰め、この日3度目のダウンを奪った。

 ゴロフキンは試合後、次戦の対戦相手にはミゲル・コット(Miguel Cotto、プエルトリコ)かサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)を希望すると語った。(c)AFP