ホークスが東決勝に王手、ホーフォードが終了間際に決勝点
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【5月14日 AFP】14-15NBAは13日、プレーオフのイースタンカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)はアル・ホーフォード(Al Horford)が試合時間残り1秒9の場面で逆転となるシュートを決め、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)を82-81で退けた。
カンファレンス第1シードのホークスは、これでシリーズの戦績を3勝2敗とし、決勝進出に王手をかけている。対するウィザーズは、ホームのワシントンD.C.(Washington D.C.)で戦う15日の第6戦で巻き返しを狙う。
両チーム同点で残り30秒を切った試合は、まず第3戦でブザービーターを決めているウィザーズのポール・ピアース(Paul Pierce)がドライブを仕掛けたものの、これをホークスのカイル・コーバー(Kyle Korver)がスティールした。
するとここからホークスは速攻を仕掛け、ホーフォードとデマール・キャロル(DeMarre Carroll)の3度のパス交換から、最後はキャロルが得点を記録し、ホークスが80-78と先行した。
しかしピアースも黙っていなかった。タイムアウト後のスローインから、ライン際をドリブルしたブラッドリー・ビール(Bradley Beal)のパスをフリーで受けると、ピアースがコーナーから3ポイントシュートを沈めてウィザーズが逆転に成功した。
そして、試合の行方がまったく分からないまま迎えた終了間際、ホークスは21歳のデニス・シュローダー(Dennis Schroder)がドライブからレイアップシュートを狙うと、これはバックボードに当たって跳ね返った。
ところがボールはちょうどジャンプしたホーフォードの手の中に収まり、最後は着地したホーフォードがゴール下から決勝点を挙げた。
ホークスのマイク・ブデンホルツァー(Mike Budenholzer)ヘッドコーチ(HC)は、「アル・ホーフォードが最後にやってくれた。ウイニングプレーだ。その話をしようじゃないか。跳んで、取って、コースを見つけて押し込んだ」と語った。
ウィザーズでは、左手骨折のため欠場していたジョン・ウォール(John Wall)が3試合ぶりに復帰を果たし、15得点7アシスト4スティールを記録したが、ブザーとともにコート中央から放ったやぶれかぶれのシュートは空を切った。
この試合は両チーム合わせて42個のターンオーバーが記録され、3ポイントシュートは39本中9本しか入らなかった。そのため今季のプレーオフでは最少スコアの試合となった。(c)AFP