【5月11日 AFP】14-15イングランド・プレミアリーグは10日、第36節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)とリバプール(Liverpool FC)は1-1で引き分けた。

 先日リーグ優勝を決めたチェルシーのホームで行われた一戦は、シーズン終盤ならではの気だるい試合となったが、この引き分けでリバプールの来季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場はほぼ絶望的となった。

 両チームの得点は、どちらもイングランド代表の主将経験者のヘディングから生まれ、チェルシーが開始5分に主将のジョン・テリー(John Terry)のゴールで先制したものの、リバプールもハーフタイム直前に同じく主将のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が同点ゴールを決めた。

 自らゴールを決め、自身のスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)最終戦を黒星で終えることは免れたジェラードだったが、チームはこれで4位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差が6に開き、得失点差でも大きく水をあけられていることを考えると、トップ4フィニッシュの可能性はほぼ消滅したと言える。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)出場という気休めのような目標は残っているものの、関心は、次週行われる本拠地でのクリスタルパレス(Crystal Palace)戦に移っている。その試合は、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)へ去ることが決まっているジェラードのアンフィールド(Anfield)最終戦となる。

 一方、先週クリスタルパレスを下してリーグ優勝を確定させているチェルシーにとっては、モチベーションを見出しづらい試合になったが、チームを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は将来に目を向け、19歳のルベン・ロフタス・チーク(Ruben Loftus-Cheek)に本格デビューを飾らせた。(c)AFP/Tom WILLIAMS