【5月8日 AFP】(一部更新)パキスタン北部で8日、外国の外交官などを乗せたヘリコプターが学校に墜落し、ノルウェーとフィリピンの大使を含む6人が死亡した。同国軍がツイッター(Twitter)で発表した。

 墜落したのは、外国の代表団を乗せたヘリコプター3機のうちの1機。墜落現場となった学校の校内には当時、児童がいたとされる。死者には大使2人の他、マレーシアとインドネシアの大使の夫人計2人と、パイロット2人が含まれる。同国軍報道官はこれに先立つツイッターへの投稿で、「生存者は13人で、負傷の度合いはさまざま」としていた。

 外国の外交官やその側近らを乗せたヘリコプター3機は、インドとパキスタンが係争中のカシミール地方(Kashmir)の一部で、パキスタンが実効支配する同国北部ギルギット・バルティスタン(Gilgit-Baltistan)州に向かっていた。

 ヘリコプターのうち1機に乗っていた人物が匿名を条件に語ったところによると、搭乗していたのは計37か国による外交使節団で、墜落後の学校からは火の手が上がったという。(c)AFP