【5月8日 MODE PRESS】イタリアのデザイナー、ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)氏が、自らの名を冠し40年以上にわたって運営してきたブランドの株式の大半を、伊プライベートエクイティ(未公開株式)投資会社クレッシドラ(Clessidra)に売却したことを認めた。

「イタリアの会社をパートナーとして、この契約を交わすことができて心から満足している。私が一生をかけて築いてきたものをさらに大きくしてくれると確信している。クレッシドラは資金面、経営面、人材面でリソースを提供してくれるだろう。それにより社はさらに成長し、これまでにないほど進化している高級市場における課題に挑戦していくことができる」とカヴァリ氏は語っている。

 カヴァリ氏については先週、ロンドンに本社を置くプライベートエクイティ投資会社のペルミラ(Permira)と4億5000万ユーロ(約600億円)規模の売却で交渉中で、同氏の手元に4割の株式が残る見通しだと伝えられていた。しかし、クレッシドラがブランドの一部の株の買い取りを提示して協議を開始したとみられている。

「ロベルト・カヴァリ」は2009年に発表したアニマルプリントで一躍有名になったブランドだが、カヴァリ氏はそれに先立つ2006年からプライベートエクイティ投資家のアプローチを受けていたとされる。

 カヴァリ氏の後任の会長には、かつて「ブルガリ(Bulgari)」で25年間CEOを務めたクレッシドラ現副会長のフランチェスコ・トラーパニ(Francesco Trapani)氏が就任する予定。トラーパニ氏は 「『ロベルト・カヴァリ』のポテンシャルを強く信じているので、どうしても契約合意に至りたかった。ユニークなスタイル、市場での比類ない地位、真にグローバルな意識を持った企業だからだ。『カヴァリ』というブランド・アイデンティティーは我々が守っていきたい財産であり、それを基に国際的な成長のための計画を練っていく鍵となる要素だ」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS