【5月13日 AFP】パキスタンのチョリスタン砂漠(Cholistan Desert)で今月初め、中国が建設した出力100メガワットの太陽光発電所の落成式が行われ、パキスタンのナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相が出席した。

 この発電所は同国の発電計画の第一段階で、最終的に発電施設は4000ヘクタール以上に拡大され、世界最大規模の太陽光発電所となり、パキスタン国内に1000メガワットの電力を供給する見込みだ。パキスタンは例年、中部では気温が50度に達することもある6、7月の夏季のピーク時に約4000メガワットの電力不足に陥っている。

 先月、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席はパキスタンを訪れ、総額460億ドル(約5兆5000億円)規模の投資計画「中国・パキスタン経済回廊(China-Pakistan Economic CorridorCPEC)」を発表。パキスタン政府は、同国の現在の総発電量と同等の1万6400メガワットの電力を供給するエネルギー計画で中国と合意した。(c)AFP