■教師への指導計画も

 今月4日の朝、トゥンディケル広場では、さまざまな年代の子どもたちが、太陽の光が降り注ぐ中で笑いながら走り回って遊ぶ一方、大きなテントの隅で静かに人形遊びに興じる子どもたちもいた。

 ここでは、ネパール人の若いボランティアたちが、トレーニングを積んだカウンセラーと共に、地震で家族や友人を失った子どもたちが自分の経験を共有できるよう取り組んでいる。

 ユニセフの児童保護アドバイザー、プラカシュ・アチャリャ(Prakash Acharya)さんは、自分が話した子どもたちの多くが、地震にまつわる悪夢にうなされたり、再び地震が起きるのではないかと恐れていたりしていたと話している。

「ある男の子は当時の状況を話すことができなかったが、しばらくしてから少しずつ話し始めた。地震が起きた時、足が硬直して歩くことができなかったという。ここに来ることは、子どもたちの助けになる。回復力が高まっている」

 アチャリャさんによると、学校が再開された際、心に傷を負った子どもたちに教師がどう対応すべきかを、ユニセフが指導する計画もある。地震により同国では、約1万6000校の学校が損壊し、10人以上の教師の死亡が確認された。公立の学校は全て、今月15日まで閉鎖される予定だ。

 地震により孤児となったり、直後の混乱によって親と離別してしまったりした子どもたちの正確な数はまだ不明だが、ユニセフにはカトマンズなどの地域で保護者のいない子どもたちがいるとの情報が入っており、そうした事例を通報するためのホットラインを設置したという。(c)AFP/Claire COZENS