【5月3日 AFP】14-15スペイン1部リーグは2日、第35節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はルイス・スアレス(Luis Suarez)の加入後初ハットトリックを達成するなど、コルドバ(Cordoba CF)に8-0で圧勝し、リーグ優勝にまた一歩前進した。

 その一方で、1月から勝利のないコルドバは、前半42分までは持ちこたえたものの、そこからのハーフタイムを挟んだ11分間で立て続けに4失点を喫し、ようやく戻ってきた1部リーグでの戦いはわずか1シーズンで終わりを迎えた。

 元指揮官のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と対戦する欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)準決勝を控えているバルセロナだが、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、現状のベストメンバーをこの試合に送り出した。

 バルセロナはイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)の豪快なシュートで先制すると、スアレスが追加点を挙げて前半を折り返し、迎えた後半もリオネル・メッシ(Lionel Messi)、スアレス、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)が次々にヘディングで得点を決めた。

 レアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とリーグ得点王を争っているメッシは、後半35分に流し込むだけの簡単なシュートを決めてリーグ40得点目に到達すると、その後に得たPKのチャンスをネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)に譲った。

 そしてネイマールはこれをきっちり決め、最後は終了2分前にスアレスがハットトリックを達成して試合を締めくくった。

 この勝利で、バルセロナはレアルとの勝ち点差を暫定で5に広げたが、レアルもその後セビージャFC(Sevilla FC)との厳しいアウェーゲームを制し、差を同2に戻している。

 一方、ひとまず降格が決まったコルドバだが、生き残りの可能性はまだ残されている。

 アルメリア(UD Almeria)が、移籍金未払いによる勝ち点3減点の処分に対して異議申し立てを行っているが、これが却下された場合、もしくは税金の滞納が発覚しているエルチェ(Elche CF)に対して何らかの処分が下された場合、残留の見込みが復活する可能性がある。(c)AFP/Kieran CANNING