皮膜の「翼」持つ新種恐竜、中国で化石 結論に疑問の声も
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■真相は謎に包まれたまま
だが、両端が湾曲している骨質突起が担うとされた役割については、誰もが納得しているわけではない。
米カリフォルニア大学(University of California)の生物学者、ケビン・パディアン(Kevin Padian)氏は、ネイチャー誌に掲載された今回の論文の解説記事の中で「しっかりと飛行するには、前進に必要な渦気流を発生させることのできる、羽ばたき運動をする能力がなければならない」と指摘する。
同氏は「イーチーがこの能力を持っていたことを示唆する証拠はこれまでのところ、何一つ提示されていない」として「この恐竜が羽ばたきをしていた可能性は保留にすることができる」と示唆した。
滑空していたかどうかについても、イーチーの体の後部に関してほぼ何も分かっておらず、重心を知ることができない状況を考えると、まだ結論は下せないとしながら、「あたかも飛行に使われていたかのようにみえる奇妙な体構造を持っているが、これ以外はそうした傾向を何も示していない。真相は謎に包まれたままだ」と記している。(c)AFP/Mariette LE ROUX