【4月30日 Relaxnews】ホテルを選ぶ際には、どの国の旅行者も同じような判断基準で選んでいるが、唯一、中国の旅行者の基準は異なっているとの調査結果が、仏旅行情報サイト「モモンド(momondo.fr)」が15か国で実施した調査で明らかになった。

 今回の調査ではほとんど全ての回答者が、休暇で利用するホテルを探す際は、最も手頃な宿泊料金のホテルを探すと答えている。ただし、国によって節約に対する熱意の度合いには違いがみられ、最低料金を最優先の基準とみなす割合が最も高かったのはノルウェーの68%で、米国とスウェーデン、ポルトガルの3か国が66%で続いた。一方、一般的に倹約家のイメージがあるフランスは57%にとどまっている。

 また2番目に重要な判断基準として、ホテルが訪問を予定している場所の近くにあるかどうかが挙げられた。訪問先とホテルの近さを好むのは、ノルウェーが再び58%でトップ、次いでデンマークが54%、スペインとスウェーデンが53%だった。

 一方、中国の旅行者だけは例外的な傾向を示した。宿泊料金を一番の判断基準とする割合は39%で料金の優先順位としては3番目にとどまり、それ以上にホテルの立地(45%)や魅力的な宿泊環境(44%)を基準にする傾向が高かった。

 今回の調査は今年1月12日~25日にかけて、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ロシア、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国、米国の計15か国で、年齢18歳~65歳までの各1000人以上を対象に実施された。(c)Relaxnews/AFPBB News