【4月30日 AFP】5月2日に米ラスベガス(Las Vegas)で宿敵フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との対戦を控えるマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)は、自身を地獄へ導く間違った行いを改めたことで、神の力を借りて勝利をつかむことができると信じている。

 飲酒、ギャンブル、女遊びと引き換えに、信仰の道へ進むことを決心してから、パッキャオは心身ともに最高の状態だという。

 パッキャオのスピリチュアルアドバイザーを務めるジェリック・ソリアーノ(Jeric Soriano)氏は、AFPの取材に応じ、「マニーは神に畏敬の念を抱いています」と明かした。

 ソリアーノ氏は、2012年に生まれ変わるまでパッキャオが続けていた派手な私生活について、「心の奥底で、彼は神を愛していた。それなのに、世間が変えてしまった」と表現した。

 今では牧師を目指しているというパッキャオは、精神的な再生の祈念碑として、フィリピン南部ジェネラルサントス(General Santos)に、6000平方メートルの巨大な「祈りの場」を作りたいという。

 また、同地に「万人への言葉(The Word for Everyone)」という名前の教会を建造中で、最大5000人を収容することができるという。