【4月28日 AFP】国際労働機関(ILO)は27日、世界の地方部の人口の半数以上が基本的な医療を受けられない状況にあるとの調査結果を発表した。特に深刻な状態にあるアフリカの地方部では、その割合は5人に4人に上るという。

 この種の問題に関する初の報告書でILOは、都市部と地方部の格差は、富裕国でも貧困国でも同様に存在すると指摘した。

 報告書によれば、174か国・地域を対象に実施した調査の結果、基本的な医療を受けることができない人は都市部の22%に対し、地方部では56%に上った。さらにアフリカの地方部では、83%という圧倒的多数がこうした状況に置かれているという。また状況の改善には、世界全体で新たに約700万人の医療従事者が必要とされている。

 報告書をまとめたILOのゼニア・シャイルアドルン(Xenia Scheil-Adlung)氏は記者会見で「調査結果に衝撃を受けた。地方部と都市部の格差は世界レベル、地域レベル、国レベルで一貫して抱えている問題だ」と述べた。(c)AFP